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10月2日 河北潟自然観察会

河北潟湖沼研究所の自然観察会に参加した。
今日は本当は中条小の資源回収の日だったが、雨で延期。あきらめていたのでラッキーだった。
最近は去年のように頻繁には河北潟へ行けないので、自然観察会には行かねばと思っている。
そろそろ渡り鳥の季節でもあるし・・・。
15人の参加で、まずはこなん水辺公園で白井さんのカヤツリグサの話。
長年この草は何という名前なんだろうと思っていた草である。14種類のカヤツリグサを持ってきて解説。ふつうのカヤツリグサ、コゴメカヤツリ、チャガヤツリ、ヒンジカヤツリ、ヒナカヤツリ、タマガヤツリ、ミズガヤツリ、などいろいろ説明してもらった。よく目にしていた大きめのカヤツリグサはミズガヤツリだった。その他にホソミキンカヤツリというのが外来種で、河北潟の周りにたくさん増えてきたそうである。

次は湊の野鳥観察舎へ。
風が強く雨も時々降ってきて、カモ類はほとんどいなかった。カンムリカイツブリ、カイツブリ、カルガモ、コガモのエクリプス、マガモのエクリプス、チュウヒ、ミサゴ、トビ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ハシボゾガラス、スズメ、キジバト、ハクセキレイ、変わったところではスズガモが5羽ほど湖面に浮かんでいた。

雨で外へ出たくないので観察舎の中でいろんな話を聞いた。
スズガモはたくさんの群れでいることが多く、一斉に飛び立つときに鈴を鳴らしたような金属音がするそうである。なるほど!
野鳥観察舎は県の自然保護課が約400万円で建てた建物と聞いた。
本当は競馬場裏あたりに建てたかったらしいが、土地が河川課の管轄でどうしてもうんと言わず、現在の場所の大根布防潮水門の脇は港湾課で、そこだけがOKを出したそうである。
最初は建物のすぐ下辺りまで池を掘って水を引いていたが、あっという間にアシ原になってしまったそうだ。現在建物の管理は健民公社だそうだ。
双眼鏡を設置してもなくなってしまうとか、丸太の椅子があるのだが、それもなくなっていくとか、カーテンは中川さんが家から布を持ってきてつけたとか、年に1回は防腐剤を木に塗らなければ建物がダメになっていくとか、入り口までの手すりには雨樋を裏返しにしてくっつけてあるとか、野鳥観察舎だけでもいろいろなエピソードがあるもんだ。
記帳には県外からやって来る人も多く記され、やっぱり河北潟は有名なポイントなのである。
鳥の図鑑や雑誌などに写真を載せるプロのカメラマンの話もおもしろかった。嫌がられている有名なカメラマンが写真集を出すことになったのだが、いろんなところから抗議が起こり、出版が中止されたとか、写真1枚の値段の相場の話などである。やはり人を押しのけて、鳥の迷惑も省みず、自然な姿を変えてまで、高く売れる写真を撮ろうとするのは許せない。
他に双眼鏡の話とか、いろんな話を聞いた。
結局11時半までずっとそこにいて、水辺公園へもどった。

湖南大橋付近にも野鳥観察舎がほしいな。

by jiida2004 | 2005-10-02 20:43 | ウロウロ  

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