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9月28日 条南小5年生が河北潟で体験活動

午前中、5年生に河北潟施設見学と体験活動に一緒について行った。
水土里ネットかほくがた(河北潟沿岸土地改良区)が主催の催しである。観光バスが2台用意され、5年生104人を運ぶ。自分はB隊に同行させてもらった。
まず潟端南排水機場へ。建物の中のポンプを見させてもらった。直径140cmの大きなポンプである。河北潟周辺に大きな雨が降ったとき、このポンプで水を河北潟へ流すので、洪水を防げるのだ。
続いて外へ出て、ゴミを取り除く施設を動かして見せてもらう。ベルトコンベアのような感じでゴミが持ち上げられ、トラックに積みやすいように工夫されている。
そしてポンプを動かし、実際に河北潟へ水が排水される様子を見学した。水門付近で釣りをしていたおじさんは急に大量のにごった水が流れてきて迷惑そうだった。
次に向かったところは、津幡排水機場。
ここは河北潟中の全ての排水ポンプを一括で管理しているところだ。大きなディーゼルエンジンのポンプが2台設置されていて、ポンプを動かすともう話す声など聞こえないほど大きな音だった。
干拓地は海より低いので、雨が降るとポンプを動かし、排水路の水をくみ上げて東部承水路の方へ流さなければならない。
排水路は干拓地の一番低いところであるので、当然農薬や肥料分などがどんどん流れ込む。それを雨が降るたびに潟へ流しているのだから、潟はきれいになるはずがない。まして出口は水門でちょろちょろとしか流していないのだから、汚れはたまる一方だ。
なお、この排水機場では、水質検査は一切していないということだ。
この後、県漕艇場のそばのアサザビオトープで湖沼研の高橋さんのお話を聞く。
アサザがほとんどなくヒシばかりなのが残念だ。(少し離れた続きの水路にはたくさんある。きれいに黄色い花が咲いていた)

さてここからが体験活動。釣り体験チームとアシで工作チームに分かれる。
どちらもたくさんの大人がついていて、教師は楽なことこの上ない。
アシの工作はすだれの小さい版で壁掛けとかにするものである。なかなかよくできていた。釣りの方は15匹ぐらい釣れていた。フナやブルーギルが多かったが、モクズガニも一匹釣れていた。

たくさん予算がついていることと、たくさんの人が手伝いに来てくれることは、学校では考えられないことである。
それだけ環境の学習に追い風が吹いてきたということか。とにかくありがたいことである。

by jiida2004 | 2004-10-02 18:37 | ウロウロ  

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