河北潟湖沼研究所主催の自然観察会に参加してきた。
今回は絶滅しそうな植物を中心に観察。そしてミズアオイを植えるというイベントだった。
水辺公園には、今日の講師の白井伸和さんが採取・保存してきた絶滅危惧種の水草の一部が展示してある。
ヒツジグサ、ミクリ、マツモ、トチカガミ、クロモ、アサザ、コバノヒルムシロ、ササバモなどである。
ヒツジグサの名前の由来は未の刻(午後2時頃)に花が咲くからと言うのを聞いて「へぇーっ」
数年前に我が家のわりと近所から採集したと聞いて「へぇーっ」
国道8号線の北バイパスを造るのに自生していたため池がなくなって、「野生絶滅」してしまった種があると聞いて「へぇーっ」
とにかく「へぇー」ばかりである。
貴重な植物を保存している白井さんは表彰されていいと思う。
さて、次はミズアオイの植え付けである。これまた白井さんが保存して育てたミズアオイの苗を植えるのだが、その前にチクゴスズメノヒエを水路から取り去らねばならない。この作業がたいへんだった。参加者みんな泥だらけになりながらクワを振るい、草を刈り、根を取る。まさに「開墾」である。
しかし、植え付け自体は5分で終わってしまった。


途中、ヨシ原からヨシゴイが飛び立つのを何度も目撃した。ヨシすれすれの低いところを飛んで移動する。どうもオスが2羽いるらしく、縄張り争いをしているようだ。長い距離は飛ばないので、ほんの一瞬ずつである。
いやーすごいところである。鳥の専門家中川さんも「今日だけで3年分ぐらいヨシゴイを見た」と言っていた。
なんかこれは野生生物からの「ご褒美」のような気がした。
昼からは白井さんと一緒に津幡の田んぼに絶滅危惧種のキクモを採りに行く。去年偶然田んぼの水路で発見したのだが、その場所を見に行った。しかしその水路にはミズアオイはあったのだがキクモはなく、ちょっとがっかりしながらとなりの休耕田をよく見ると、なんとたくさんあるではないか。これでキクモもイチョウウキゴケとともに水辺公園の展示に加わることになった。
1日がかりの観察会となってしまったが、いろんなことを感じた1日だった。